金冠山ハイキングコース脇では季節・時期ごとに様々な植物の花を観察できます。このクリーム色の小さな花はクロモジの花です。(4月13日撮影)
クロモジは日本原産のクスノキ科の落葉低木で本州の関東以西や四国・九州などの低山や雑木林に自生します。毎年3月〜4月頃の開花し開花と同時に新芽が出るのが特徴で、茶花として利用される他、爪楊枝の材料としてもよく利用されます。
ほんの少し前までは枯れ木のような見た目だったはずですが、一斉に芽吹くと一気に春の感じがします。クロモジは爪楊枝の他にも生薬や、香りが良いのでアロマ用途にも利用されるそうです。
金冠山ハイキングコースは、春に限っても1〜2週間時期が変わるだけで見られる花が異なり何度歩いても飽きない散策路です。昨年はトウグミやナナカマドの花を見つけました。達磨山レストハウスから写真を撮りながらのんびり歩いて40分くらい、ひたすら歩けば30分前後で頂上です。晴れていれば頂上からは駿河湾と富士山の絶景が望めます。
そのためここ数年かなり人気が出てきて週末は朝早くから駐車場が満車になってしまうこともしばしば。さらに問題はコース上の芝が大勢が歩くことでかなり傷んできたこと。コースの大半が芝で覆われとても気持ちよく歩けたのですが、最近では表土がむき出しの場所が多くなり滑りやすくなってしまっています。何とか養生できないものでしょうか。