達磨山

西伊豆の人気のハイキングコース・伊豆山稜線歩道を戸田峠から達磨山まで歩きました。雲が多い天気でしたが時折日射しがさし10月下旬にしては暖かい日、戸田峠から小達磨山へ向かうハイキングコース脇の所々でリンドウの花が咲いていました。(10月27日撮影)
以前、秋の伊豆山稜線歩道の仁科峠付近でたくさんのリンドウの花を見つけました。それよりもまばらではありましたが、コース沿いのササに埋もれそうな青い花を多く見つけることができました。

リンドウはリンドウ属リンドウ科の多年草で9月〜11月頃まで咲きます。リンドウは種類が多く正確な品種名までは分かりませんでした。花は晴天の時にだけ咲くそうで朝方はつぼみの状態が多いようです。仁科峠のリンドウも昼頃に多く開花していました。

コース脇ではアザミの花もよく見かけました。風が強い場所だからかどれも背が低く、こちらもササに埋もれた感じで咲いています。キク科アザミ属の多年草で世界中に多くの種類が分布しているそうです。関東周辺ではトネアザミとかタイアザミが多く自生しているとのことですが正確な品種は分かりません。まん丸に開花し始めたアザミの花をよく観察してみると、花びらが手まりのように絡まってとても綺麗でした。
仁科峠のリンドウの花の様子はこちらから

修善寺から戸田方面に向かう途中のだるま山高原レストハウスに立ち寄りました。レストハウスは金冠山〜達磨山ハイキングのスタート地点の一つとして、また晴れていれば富士山と駿河湾が望めるビュースポットとしても人気です。
西伊豆や天城方面はアセビが多く自生していて、春になると白い小さな花をたくさん付けます。レストハウス駐車場周辺でも多くのアセビの木があってどれ満開に近い状態でした。(3月27日撮影)

駐車場脇で見つけた赤い実。これはクロガネモチの実です。クロガネモチはモチノキ科の常緑樹で、日本各地の比較的暖かい地域でよく見られます。公園や街路樹などでも利用されているのでおなじみでしょう。クロガネモチは毎年5月頃に花を咲かせ、秋になると真っ赤な果実を付け春までずっと枝に残るのでとても目立ちます。
その他にも展望台前のマメザクラが数輪開花していました。本格的な開花にはまだまだ時間がかかりそうですが楽しみな季節が近づいているようです。
6月13
9月18

達磨山高原レストハウスに車を止めて、金冠山・達磨山方面のハイキングコースを歩きました。金冠山までのコースは良く整備されていて、とても歩きやすく気持ちの良いコースです。金冠山までなら30〜40分程度の所要時間で、天気が良ければ頂上からは富士山が真正面に見え、眼下には沼津・内浦の美しい海岸線が見下ろせます。また、戸田方面の景観も望めます。
コース沿いでは所々赤い実が目に付きました。上の写真はヤマボウシの実です。一本の木にかなりの数を実らせます。(自分では食べたことはありませんが)食べるととても甘くて、クマの大好物なんだそうです。

この真っ赤な実もとても目立ちました。ガマズミかその仲間の実だと思われます。
せっかくキレイにコース整備されているのですから、主立った木々のネームプレートや説明を表示してくれたらもっともっと楽しめたのに…と思いました。