小田原文学館2022-1
小田原城から南に徒歩10分程度の場所にある小田原文学館の庭園では枝垂れ桜が開花していました。園内の桜の木はそれほど多くはないのですがピンク色の八重咲きの紅枝垂れが数本植えられていて、訪れた時点で5分咲き程度でした。(4月2日撮影)
小田原文学館が立地するエリアは、かつては武家屋敷が並んだ一帯で、今でも広大な敷地を持つ立派なお屋敷が並んでいます。花見客で混雑する小田原城址公園とは打って変わり、この辺りは散策する人もまばらでのんびりと桜の花を楽しめました。


小田原文学館2022-2
小田原文学館が面する西海子小路(さいかちこうじ)は見事な桜並木の名所となっています。4月2日現在で7分咲き程度でした。
ですが、かつては桜のトンネルのように大きく張り出していた枝がかなり剪定されていて、以前のような桜のアーチは見られそうもありません。また、老木が多くて花付きが少し寂しい感じがしました。(それでも十分綺麗です)
ヤマザクラと違ってソメイヨシノの樹齢は60年〜100年程度と言われています。小田原城址公園内でもかなり樹勢の衰えた桜の木が目に付きました。そう遠くない将来、今の春の風景が見られなくなってしまうかもしれません。