
沼津市中心部、狩野川に架かるあゆみ橋のたもとの香貫公園では河津桜が見頃を迎えていました。(3月9日撮影)今年は各所で桜の開花が遅れ3月の2週目に入ってようやく満開となりました。市内を散策していても様々な場所でピンク色の河津桜がきれいに咲いていました。

ところで、河津桜の花の雄しべの色が白色と赤色のものがあることをご存じでしょうか?
一つの花に雄しべと雌しべを持つ花は両生花と呼ばれます。桜などのバラ科の植物はすべて両生花とされています。
河津桜は(他の桜の仲間の多くも)咲き始めは雄しべが白っぽく、満開の頃に段々赤みを帯びてきて花の中心が赤く見えてきます。一斉に開花をすれば同じタイミングで雄しべが赤くなりますが、順々に開花すると白い雄しべの花と赤い雄しべの花が混在して違う種類の桜のように見えるのです。
香貫公園で外周の橋から目線と同じ高さで花弁を観賞できるので、機会があればじっくりと観察してみてください。