山アジサイ
南伊豆の天神原植物園は、知る人ぞ知る山野草をメインとした植物園です。
こちらでは現在ササユリが一斉に開花し見頃を迎えていました。(6月18日撮影)
ササユリは伊豆半島〜九州にかけて自生する日本固有種で、開発や荒廃で個体数の減少が心配されています。成長が遅いので 繁殖は難しいとのことですが、天神原植物園では3万球が植栽されているそうです。ササユリの名は葉っぱが笹のように細いことから名付けられ、ピンク色の清楚な花を咲かせます。まだつぼみも沢山ついていましたので、これからもしばらくは見頃だと思われます。
この時期、園内で一番目立っていたのは色とりどりの山アジサイです。園芸品種と異なり、小ぶりな葉っぱと花びらが涼しげです。伊豆半島を原産とするピンクやブルー・白色などの様々な山アジサイは販売もされています。
この日は天気も良く、大勢の(といっても10組程度)の山野草ファンと思われる方々が訪れていました。年配の方が多く、名前の分からない植物について尋ねると親切に教えていただけました。
ぐるっと一周すると汗ばむ陽気の日でしたが、よく冷えた麦茶のサービスが嬉しかったです。