季節の花だより はなつうWEST Blog

季節の花便りを定期的に更新しています [ Seasonal flowers in Japan ]

富士山

富士山須走口5合目 虫害で枯れたカラマツの葉 2024

須走口5合目のカラマツの虫害2024-1
富士山須走口5合目の標高は約2,000M、これから本格的な紅葉のシーズンを迎えます。この日の朝はほぼ快晴で、駐車場からも雄大な富士山とカラマツの紅葉が望めました。と言いたいところですが、紅葉のように見える茶色いカラマツは全て虫害によって葉が枯れてしまっているのです。数日前に報道で知ったのですが、実際に訪れてみると大規模に変色しています。標高1,800M〜2,200Mあたりのカラマツがハバチの幼虫の大発生で葉が食べられてしまったとのこと。

富士山須走口5合目駐車場2023
昨年10月の駐車場の様子。ガスってはいても鮮やかな黄色に紅葉したカラマツ林はとても美しかったです。

須走口5合目のカラマツの虫害2024-2

須走口5合目のカラマツの虫害2024-3

小富士周辺の幼木まで軒並み被害に遭っていて、この写真のように葉が茶色く変色してしまっていました。(10月13日撮影)
農薬を散布すると他の生き物まで殺してしまうため生態系に影響が出るので使用できないとのこと。葉が枯れるだけで樹木自体は枯れないそうなので来年の復活を願うばかりです。

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富士山須走口5合目のカニコウモリ 2024

コウモリソウ2024-2
須走口5合目から小富士に向かう林の中の遊歩道を歩いていると「カニコウモリ」と書かれた説明板に目が留まりました。カニコウモリ? キク科コウモリソウ属の植物のようです。コウモリソウの仲間で葉が蟹の甲羅に似ているというので付近を探しカニコウモリの葉を見つけました。(10月13日撮影)大きくても5cm程度のまだ幼い葉のようです。


コウモリソウ2024-1
なんとなくコウモリが羽を開いた姿に似ていなくもないかな。でも蟹の甲羅には見えない、いや見えなくもない…
カニコウモリについて調べてみると本州の亜高山帯の針葉樹林の中に自生していることが多いとのこと。この場所もカラマツが多く見られる場所です。8月〜9月頃に白い花が咲くとのことなので機会があれば花の時期に訪れたいと思います。


レイジンソウかなにかの葉
その他にもこの写真のような小さい葉を多く見かけました。トリカブトやレイジンソウの仲間ではないかと思われるのですが判断できませんでした。花が咲いていれば分かりやすいのですけど。


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富士山須走口5合目のウラジロノキ 2024

ウラジロノキ2024-1
富士山須走口5合目から小富士へ向かう遊歩道を歩いていると、林の中に真っ白なものが散乱しているような場所がありました。これはウラジロノキの葉です。(10月13日撮影)
ウラジロノキはバラ科アズキナシ属(またはナナカマド属)の落葉高木で日本各地の産地に分布しています。丸みを帯びた葉の裏側は白い綿毛が密生していて真っ白に見えます。落葉すると薄暗い林の中でとても良く目立っていました。


ウラジロノキ2024-2
葉を裏返してみると、普通の落ち葉にしか見えません。確かにアズキナシに似ていますね。
アズキナシといえば、あざみライン沿いのかなり下の方にアズキナシが多く自生している場所があって、ヤマザクラが散ったしばらく後にたくさんの真っ白な小さい花を咲かせてとても綺麗です。





ウラジロノキ2024-3
ウラジロノキは樹高20Mにもなる高木です。この季節であれば実が成っているはずですがよく分かりません。白い葉の裏も判別できませんでした。

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富士山 須走口5合目でオオカメノキの実が色付いていました 2024

オオカメノキ2024-2
久しぶりの富士山須走口5合目。紅葉の見頃には少し早い時期ですが、天気が良いのでハイキングに出掛けました。売店の前を過ぎてすぐの場所にオオカメノキの赤い実が目に付きました。(10月13日撮影)
オオカメノキは別名ムシカリと呼ばれるガマズミ属の落葉低木です。須走口5合目登山道入口付近に多く見られます。

オオカメノキ2024-1
比較的背が低いので真っ赤な鮮やかな実が目に付きます。ハート型の緑の葉と真っ赤な実がきれいですね。

オオカメノキ2024-3
もう少しすると紅葉が始まり、実は黒く熟します。富士山へ車で訪れることができるのもあと少し。まだまだきのこ狩りはできるようですし日差しがあれば意外と暖かいです。3連休のこの日も多くの人が訪れていました。

以前の記事はこちら



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富士山 ダケカンバの幼木も紅葉していました 2023

富士山須走口のダケカンバの紅葉 2023
富士山砂払い5合目への紅葉ハイキング。休憩で利用させてもらったU字溝ベンチの足下で、とても小さなダケカンバの幼木が綺麗に紅葉していました。(10月21日撮影)
葉の形から周辺にたくさん生えているダケカンバだろうと判断しました。こんなに小さいのにしっかりと色鮮やかに紅葉するのですね。でも、ここに根を下ろしても邪魔になって抜かれてしまいそうです。


富士山須走口の幼木の紅葉 2023
こちらはバス停付近の足下で真っ赤に紅葉している幼木。葉の形からはよく分かりませんでしたが、小さくてもナナカマドのように真っ赤に色付いていて綺麗でした。

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