季節の花だより はなつうWEST Blog

季節の花便りを定期的に更新しています [ Seasonal flowers in Japan ]

富士山

富士山 腰切塚でヤマトウバナが咲いていました 2023

ヤマトウバナ
来週から山開きで交通規制が始まる富士山周辺。混雑が始まる前に裾野市側の水ケ塚公園に車を止め、腰切塚までウォーキング。良く整備された遊歩道脇で小さな白い花が咲いていました。(7月2日撮影)
この花はヤマトウバナ(山塔花)といってシソ科の植物です。本州〜九州の山地の木陰に分布しているとのこと。この場所もオオシラビソなどの林の脇の日陰です。花のサイズは5mm程度のとても小さな花なので、コンデジのスーパーマクロモードで撮影しても少しピンボケになってしまいました。


腰切塚の小さい白い花
ヤマトウバナよりも多く見かけた小さな白い花。調べてみましたが、残念ながら名前は分かりません。どれも長く伸びた白い茎の先に3輪咲いていて、大きさはヤマトウバナよりもさらに小さく可憐です。機会があればマクロレンズを持ち出してしっかりと撮影したいと思います。

富士山富士宮口五合目の紅葉 2022

富士山の紅葉2022-1
秋が深まる前に富士山富士宮口5合目周辺へハイキングに訪れました。富士宮口5合目は標高2,400Mもあり、晴天にもかかわらず気温は7度の予報。紅葉にギリギリ間に合いました。写真は6合目の山小屋付近から宝永山方面の斜面の様子。オンタデなどがすっかり色付いていてとても綺麗です。(10月23日撮影)
色付いた低木はハイマツではなくカラマツです。この辺りでは強風でカラマツの背丈が抑えられてハイマツのように生えています。


富士山の紅葉2022-2
第2火口縁から林の中を進むとカラマツやダケカンバが色付いていました。この日は予報よりも暖かく、林の中は風が弱くて気持ちよく歩けました。
林の中のハイキングコースには家族連れなど、数年前よりも多くの人が訪れていた印象です。それなのに5合目には簡易トイレ一つありません。6合目に向かう途中のバイオトイレも閉鎖されていました。事前に水ヶ塚駐車場(または高鉢駐車場)のトイレの利用をおすすめします。

富士山 腰切塚のシロカネソウ

ツルシロカネソウ
水ヶ塚公園横の腰切塚遊歩道を散策していると、足下に直径2cm程度の小さくて白い花を見つけました。ノイチゴだと思って撮影したところ、よく見るとシロカネソウの花でした。(5月4日撮影)

シロカネソウ(多分ツルシロカネソウ)はキンポウゲ科の植物で日本各地に様々な種類が分布しています。白い花びらのように見える部分は実は萼で、花弁は黄色く見える部分なのだそうです。見逃してしまいそうなくらい小さな花なので無造作に踏みつけないように気をつけましょう。

富士山 マメザクラが開花しています 2022

富士山のマメザクラ1
富士山周辺でマメザクラ(フジザクラ)が開花し始めていました。(5月4日撮影)
富士山スカイライや御殿場口5合目周辺では咲き始め〜8分咲き程度です。日当たりが良い場所から開花が進んでいて、水ヶ塚駐車場ではほぼ満開になっているものもありました。今週半ば以降が見頃となりそうですが天気予報が思わしくないのでもう少し遅れるかも。さらに標高が高い場所では5月後半でも楽しめるかもしれません。

富士山のマメザクラ3
伊豆半島や箱根・富士山周辺に自生するマメザクラですが、富士山周辺ではフジザクラとも呼ばれています。マメザクラは変種が多いそうで、伊豆半島で見たマメザクラよりも多少小振りのような気がします。

富士山のマメザクラ2
さらによく見ると、一つ上の写真のように花が先行して咲く個体と、この写真のように新芽と同時に咲く個体があるようです。例えるならオオシマザクラのような咲き方です。これも変種の多いマメザクラならではですね。

静岡 さった峠の皇帝ダリアとびわの花 2021

皇帝ダリア202111
静岡市の興津と由比の間にある旧東海道の難所・さった峠(薩埵峠)は、晴れた日には駿河湾と富士山を望む絶景が堪能できる名所です。良く整備されたハイキングコースで年齢を問わず多くの人がハイキングを楽しんでいます。この日は快晴で風も穏やか、さった峠からは絶景の富士山を眺めることができました。

峠からほど近い場所に突然飛び込んできたピンク色の花は皇帝ダリア。(11月27日撮影)背丈が5mにもなる中南米原産のダリアの王様です。日当たりの良い暖かい場所で育つ植物なので、ミカンやびわが沢山栽培されているこの地域でよく育つようです。真っ青な海を背景にピンク〜紫色の花がとてもきれいでした。


びわの花2021
ハイキングコース沿いのびわはちょうど開花時期だったようで、シナモンのような少しスパイシーで甘い香りがほのかに漂ってきます。ですが農家の方がバシバシ花を落とす作業をされていて、大きな実を付けさせるために間引いているとのことでした。実がなったら一つずつ袋を掛けて来年の出荷まで手間暇掛けて育てるので値段が高いのも仕方ないですね。

富士山須走口 オオカメノキの実

オオカメノキ(ムシカリ)の実
以前の投稿であじさいの花と間違えたオオカメノキ(別名ムシカリ)。秋になると赤い実を付けるということだったので、改めて富士山須走口5合目を訪れました。
標高2,000Mの登山口周辺に咲いていたオオカメノキはすっかり落葉し、赤い小さな実を付けていました。他の多くの木々が葉を落としているので赤い実が目立っていました。(10月30日撮影)


富士山須走口
この日は快晴で6合目あたりまで冠雪した富士山がド迫力で目の前にそびえ立っていました。カラマツなどはすっかり黄色くなっていて晩秋の雰囲気たっぷりです。

撮影の後は東富士山荘で旬のきのこをたっぷり食べて大満足。山荘の今年の営業は11月3日までとのこと。富士山で秋を満喫したい方はお急ぎください。

御殿庭下からの富士山と紅葉の様子 2021

御殿庭下からの富士山
富士山静岡県側中腹の御殿庭までハイキングに行きました。(9月20日撮影)
快晴のこの日、御殿庭までのハイキングコースはハイカーもまばらで気持ちよく歩くことができました。紅葉には少し早かったようですが、ナナカマドは赤い実を付け、本格的な紅葉シーズンが近づいていると感じました。

富士山 須走口のカラマツの新芽

富士山須走口のカラマツ
富士山須走口を訪れた目的のひとつが「まぼろしの滝」を見ることでした。
天気予報では晴れで気温も上がりそうなので期待をしていたのですが、ずっとガスっていて肌寒く、「まぼろしの滝」はほんのわずかに水が流れている程度でした。(5月23日)

富士山もほとんど見えません。ですが、遊歩道沿いのカラマツに目をやると、小さな水滴を付けたたくさんの新芽を見つけました。時折差し込む日差しに反射してとてもきれいです。
マイカー規制はまだ先なので、もう一度訪れてみたいと思いました。

富士山須走口で山アジサイ(正しくはムシカリ)が咲いていました 2021

富士山須走口の山アジサイ
富士山須走口5合目周辺では、山アジサイが真っ白な花を咲かせていました。
「山アジサイ」と言っても種類はたくさんありそうですが、調べてもよく分りませんでした。
緑が濃い登山道周辺で一際目立つ白い花です。

【追記】
「この花はむしかりでは?」とご指摘をいただきました。
調べてみると、どうやら「オオカメノキ(ムシカリ)」という植物らしいです。
スイカズラ科で春から夏頃に開花し、秋には赤い実を付けるそうです。
機会があれば確認してきます。


富士山須走口の山アジサイ2
花は淡いピンクやオレンジの花弁(花序)をたくさん付けています。
結構高い枝に花を咲かせるので花の部分は少し見にくかったです。

富士山自然休養林の紅葉 2020

須山御胎内202009
富士山自然休養林は静岡県側の各市にまたがる自然休養林で、ハイキングなどが楽しめるコースが整備されています。今年は5合目までの道路が封鎖されているため、紅葉の進み具合を確認しながら、水ヶ塚公園から幕岩までの周回コースを歩きました。

この写真はコース途中の須山御胎内付近の様子です。(9月22日撮影)
ブナやミズナラ、カエデなどの広葉樹が広がっています。紅葉はまだ始まっていませんが、2週間もすれば色づき始めるのではないでしょうか。


富士山202009
水ヶ塚公園の駐車場からはきれいな富士山が望めました。空は秋っぽくなっていました。

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