
伊豆市の城山ハイキングコース入口にほど近い場所に子育地蔵尊という小さなお地蔵さんが祭られている場所があります。その脇の河津桜が見頃を迎えていました。(2月11日撮影)
河津桜といいましたが、今年は寒波の影響でどこの河津桜も大幅に開花が遅れているようです。この桜もカンヒザクラ系かエドヒガン系の別の種類の桜かもしれません。濃いめのピンク色で少し黄色みがかった色合いです。

発端丈山から城山に向かうハイキングコースの看板に「葛城山は2,500円払わないと入れない」と落書きしてありました。伊豆三山の一つとして人気の葛城山。一般観光客はロープウェイで山頂まで登りますが、登山客は徒歩で登って山頂で富士山を望む絶景を楽しめる場所として大人気だった場所です。ところが2024年11月から山頂に立ち入るだけでも有料になり、帰りのロープウェイ代込みで2,500円払わないと入れなくなってしまいました。
この有料化は登山客には相当評判が悪く、しかも周知されていないので山頂手前まで頑張って登ってきてもぐるっとフェンスに囲まれていて引き返さないとならない事態となっています。お金を払えばいいのでしょうが、葛城山に立ち寄った後に他の山に向かう場合はお金の無駄でしか無いですし。実際、昼食を取った発端丈山でも皆さんこの話題で持ちきりでした。有料化を知らなかった方に事情を話すと皆さん驚かれていました。
山頂は私有地のようですしお金を取ることは自由なのでしょう。私有地なので行政も口をはさむことはできません。城山ハイキングコースの入口には有料化を知らせる新しい看板がありましたが、伊豆三山の縦走コースは様々な方向から歩かれているので周知徹底されているとは言いがたいです。首都圏から近く多くの人が訪れる人気のコースの様相も変化してくるかもしれません。