伊豆西海岸の沼津市井田を望む煌めきの丘という休憩スポットで黄色〜カラシ色の房が大量にぶら下がっている木が何本も目に留まりました。これはクヌギの花で実はドングリとしてよく知られていますね。(4月6日撮影)
クヌギはブナ科コナラ属の落葉高木で日本各地の雑木林の代表的な樹木です。コナラもよく似た花を付けるそうですが、この花はクヌギで間違いないと思います。
房状に何本も垂れ下がっているのが雄花の花序で、上部に咲いているのが雌花です。この雌花に雄花の花粉が飛んできて受粉し、秋になるとドングリになるのだそうです。クヌギは15Mほどに育つ高木なのですが、この場所では駐車場脇の急斜面に育つクヌギを目線の高さで観察できたのでじっくりと見入ってしまいました。