台風10号の雨風が小康状態で意外と良い天気だったので、沼津御用邸記念公園近くの牛臥公園を訪れました。(8月31日撮影)
園内を移動していると鮮やかなオレンジ色の花を見つけました。ハマカンゾウの花です。ハマカンゾウ(浜萓草)はツルボラン科ワスレグサ属の植物で、関東地方以西の浜辺の草地や岩場に自生します。ここは公園内なので植生に合う花として植えられたか、元々咲いていた花が芽を出したのかもしれません。
花はオレンジ色のユリに見えますがユリ科ではありません。以前はユリ科に分類されていたものの研究が進みススキノキ科に分類されるようになり、その後ツルボラン科に分類されるようになったとのことです。ワスレグサ属ということは先日リポートしたユウスゲの仲間となります。どちらもユリっぽく見えますけどね。
牛臥公園を訪れた本来の目的は、台風で沼津市の内浦あたりに避難してきた地球深部探査船「ちきゅう」を見学することでした。ちきゅうは台風の前などに沼津市内や戸田の沖合にちょくちょく避難してきます。船上の背の高い掘削機のタワーが格好良くて、夜になるとライトが灯されてとても綺麗です。
今回は西浦の岸壁に駿河湾フェリーも避難していました。いつも波が穏やかで安全なのでしょうね。
大瀬崎で咲いていたハマカンゾウのリポートもご覧ください。