丹野平へ向かう林道は植林された杉林が目立つのですが、頂上に近づくにつれブナやヒメシャラなどの広葉樹が多くなります。この写真は丹野平直下のヒメシャラ林、かろうじて紅葉が残っていました。(12月1日撮影)
ヒメシャラはブナの原生林などでよく見られ、伊豆半島では天城山周辺でヒメシャラの大木を見ることができます。しかしこんなに多くのヒメシャラが密生している場所は貴重で、植林で伐採される前のこの辺りの自然林の様子が想像できます。
2本のヒメシャラの高木の間から見えた鮮やかなヤマモミジの紅葉。青空に映えてとても綺麗でした。
ちなみにヒメシャラは「姫沙羅」と漢字表記される場合がありますが、この表記は函南町の和食店「姫沙羅」さんの創業者の方が作り出したもので全くの当て字だそうです。