伊豆半島の最南端・石廊崎が位置する静岡県の南伊豆町。石廊崎から少し西にあるユウスゲ公園はユウスゲの花が群生するスポットです。毎年6月下旬頃から8月中旬にかけてユウスゲの花が咲く場所ですが、残念ながら見頃のピークは過ぎていました。(8月12日撮影)
この場所は以前、冬の季節に訪れたことがあります。奥石廊崎とも呼ばれる地域で頻繁に訪れるのは難しいこともあり、ユウスゲの花が咲く季節に訪れたのは初めてです。今回はお盆休みシーズンで最寄りの小さな駐車場はすぐに満車になってしまうほど多くの人が訪れていました。
ユウスゲはワスレグサ科の多年草で、1M〜1.5Mほどの茎の先に色鮮やかなレモンイエローの花を咲かせます。本州〜四国〜九州の日当たりの良い草地に自生し、夕方から開花し翌午前中にはしぼんでしまいます。以前はユリ科に分類されていましたが、詳細な研究でワスレグサ科に分類されることのなったそうです。
花弁に緑色の蜘蛛がいます。ワカバグモか何かでしょうか?撮影時のは気づきませんでした。
ユウスゲ公園は約40万年前の噴火により作り出されたなだらかな丘です。階段を数分登ると東から西に絶景が望めます。駐車する車の多くはこの眺めやサンセットを楽しみに来た観光客のもので、ユウスゲの花目当ての人はあまり多くはないようでした。次回は7月中に再訪して一面のユウスゲの花を楽しみたいです。