シキミの花
沼津・戸田地区の街中や郊外でこの時期によく見かけるクリーム色掛かった白い花。柑橘類の畑の隅だったり花が一斉に咲いている農園だったり各所で見かけます。何か柑橘類の花かも?と近づいてみると少し違うようですし、ジャスミンに似た香りもします。(3月29日撮影)
調べてみるとこの花はシキミの花でした。シキミ(樒 / しきび)は仏事でよく使われるおなじみの葉付きの枝のこと。マツブサ科シキミ属というあまり聞き慣れない種類で、葉や茎・花などすべてに毒性がある有毒植物です。特に果実は猛毒で食べると死ぬこともあり劇物に指定されているのだとか。


シキミの花
実は戸田地区はシキミが特産物で全国有数の出荷量とのこと。畑や棚田の端に植えられたりしていましたが高齢化により生産者が減少してしまっているのだとか。もう一つの特産物・タチバナならジャムなどの特産品を購入することで個人的にも応援できるのですがシキミの場合はちょっと思いつかないですね…