井田・ナズナ
西伊豆・井田の明神池をぐるっと一周する遊歩道沿いで様々な小さな花が咲いているのを見つけました。(2月26日撮影)
これはナズナ、春の七草ですね。ナズナはアブラナ科の植物で毎年3月頃から至るところで見ることができます。別名をぺんぺん草と言い、ハート型の平べったい種子が三味線のバチに似ていて三味線を弾く音を連想させるからと言われています。

井田・ホトケノザ
こちらはホトケノザ。シソ科の植物で、葉の形が仏様の連座に似ていることから名付けまれました。ホトケノザも春の七草ですが、実はお正月に食べるホトケノザ(仏の座)とは全く違う植物です。紫蘇っぽいので美味しそうに見えますが基本食べられません。

井田・オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリの小さくて青い花が一面に咲く一角につくしが芽吹いているのを見つけました。
オオイヌノフグリは春になると至る所で見かけますが、明治期にヨーロッパから侵入した外来種です。日本の在来種のイヌノフグリはより小さなピンク色の花で、今では絶滅危惧種に指定されるほど見かけることが難しい植物になってしまったようです。
日本全国でごく普通に見られる雑草ですが、井田ののどかな風景の中でいつもよりゆったりとした気持ちで観察することが出来ました。