
沼津市の千本松原を散策していると、白い花を沢山咲かせている野バラのような木を見つけました。結構な大きさですが茎にはとげが無く、葉っぱもバラっぽくありません。多分野いちごの仲間だろうと考え調べてみると、どうやら「カジイチゴ」という野いちごらしいです。
カジイチゴは本州の太平洋側の海岸や海岸近くの山間に自生し、甘酸っぱい実を付けるそうです。これだけ花を付けているということは、実もたくさん付きそうで楽しみです。

カジイチゴの周囲の足下をよく見てみると、ウラシマソウの濃い紫色の花が至る所で咲いていました。ウラシマソウは日本原産の植物で、林の中でも木漏れ日や日差しが指す場所に自生するそうです。千本松原の中のこの場所も、まさにそんな環境でした。
「浦島草」の名前は浦島太郎が使っている釣り竿のように見えることから付けられ、花弁の先端が細長く伸びて垂れ下がったり上へ伸びたりしています。