沼津市の千本海岸を歩いていると、コロコロした丸い実をたくさん付けているトベラの木に目がとまりました。(7月13日撮影)
トベラは暖かい地方の海岸沿いに自生するトベラ科の常緑樹です。千本海岸近辺では潮風に強い特性を利用して生け垣としても多く植栽されています。4月〜5月頃に良い香りがする白い花をたくさん咲かせ、6月頃から実を付けます。最初はこの写真のように緑色をしていて、その後茶色く熟し裂けて真っ赤な種子を露出させます。赤い種子はとても目立ちますがこの時期の緑の実は見逃してしまいそうです。
トベラの木をよく観察してみると、丸い実を付けた木と全く実が付いていない木がありました。調べてみるとトベラは雌雄異株(しゆういしゅ)なのだそうです。イチョウがギンナンを付ける木と付けない木があるのと同じですね。
沼津市の美術館・モンミュゼ沼津では7月21日(日)まで「遠藤和子ボタニカルアート&デザインワーク展」が開催されています。遠藤和子氏は沼津市出身のグラフィックデザイナーで園芸分野にもとても造詣が深く多彩な方です。たまたま目にしたモンミュゼ沼津の展覧会スケジュールで興味を持ち訪れてみました。
展示内容としてはデザインワークの紹介がメインですが、このようなリアルな植物のイラストも数多く展示されています。
ペーパークラフトの植物も面白かったです。
デザインワークの紹介では見かけたことがある冊子が多くありました。何年も前に広告関係の仕事で多少関わったことのあるクライアントや業界もありました。改めて素敵なお仕事をされていたのだと感じました。
モンミュゼ沼津は、今なら広報沼津に付いている無料券が利用できます。ぜひ訪れてみてください。